🔨グランプリ G57も超高反発加工🔧

Jul 4. 2019
ワンランク上げるゴルフギア

今回のCOR加工は千葉県の方よりご依頼いただきました。

ヘッドはグランプリのG57

研磨前でもCT値が252とかなり高く、ツアー支給品とそれほど変わらないデーターでした。

近年の地クラブは本当にギリギリで一つ一つの製品精度が高いのには感心させられます。

H/Sが40~42位なのでやや多めに研磨を施し10グラムほど研磨しCT値も286程出ました。

ただし、ただただ薄く削ればCT値が出るかというとそうでもなく、ボディー合成や使用されている素材などで大きく異なります。

少しお待ちいただきましたが、バランスも依然と同じ設定で飛距離と方向性を兼ね備えた特別な一本になりました。

   

COR加工(高反発加工&ルール内ギリギリ加工)についてお問い合わせが多い内容を具体的にお答えしていきたいと思います。

Q1 納期はどれくらいかかる?

A、お送りいただいてから当方にてデーター計測を行いヘッドのみをさらに計測。そして専門業者へ発送いたします。

通常のチタンむき出しの状態にスコアラインのみのヘッドの場合は約2週間程度で組み上げお客様の元へお送りいたします。

Q2 価格はどれくらいかかるの?

A,上記の画像のような通常のヘッドの場合は¥32,400-で承っております。

別途かかる場合は以下のの通りです。

ブラックフェース加工 M5/M6/エピックフラッシュ等¥10,800-

レーザーエンブレム加工 エピックフラッシュ/M5/M6(twist face)エミリットバハマ等

吸音材(発泡ウレタン)充填加工 ¥5,400- ※ヘッド内部が貫通しているヘッドに限る

M5/M6の場合は赤色の無州を加工する必要がございます。ビス加工料¥4,320-

  

エピックフラッシュの場合は

通常料金¥32,400- ブラックフェース加工¥10,800- レーザーエンブレム加工¥6,480-

合計¥49,680-

M5/M6の場合は

通常料金¥32,400- ブラックフェース加工¥10,800- レーザーエンブレム加工¥6,480- ビス加工¥4,320-

合計54,000-

ツアー支給品のヘッドが初期ロットは希少性が高く¥200,000以上で取引されているのでそれに比べると断然お得感はあります。

新品で購入して加工しても出費は抑えられますし、反発係数はルール内でもお客様のヘッドスピードギリギリの超高反発加工にも仕上げる事が出来ます。

Q3 研磨するとどれくらい軽くなるの?

A,フェース面を研磨するため重量は軽くなります、ルール内ギリギリ加工から超高反発加工まで削りしろは様々ですが約4~8g程度の軽量化になります。

発泡ウレタン充填や吸音材充填、鉛棒、鉛シートにて重量を復元することも可能でございます。

お客様の中には軽くなった分長尺クラブにしてさらに飛距離をアップさせる方もおられます。

※以下の内容はご理解の上ご検討ください

【じっくりお読みください】
COR加工は、ヘッドを抜いて反発係数を測定し、フェースを薄くしながら測定を慎重に繰り返し行い、
反発係数をルール適合0.8301(CT値 257) ギリギリまであげる加工を行います。
もちろんルール適合内でも高反発(CT値258以上)にでも作業は可能です!!
フェースを削る際は超音波膜厚計を使用し、その素材性能をひきだします。
削ったその後にスコアラインを入れ直し、ペンキを入れ、反発係数を再確認します。
お客様から「ルール適合内ギリギリ」や「フェースが割れない程度に薄くして」などご指示いただきましたら、
加工させていただきます。
反発係数0.830(CT値257)まではルール適合ということです!!

反発係数について

◆以下反発係数について◆
シャフトとヘッドの組み合わせは十分に検討した!あとは何ができるか・・・
ヘッドの反発係数をあげるしかない!!
反発係数があがると⇒ボールの初速があがります。
GOLFIMPACTでは同じスペックで反発係数の違うヘッドをSKYTRACKで測定しましたが、
ボールスピードが明らかに違いました!!
一般的に、反発係数が 0.001 上がると、1ヤード飛距離が伸びるといわれております。
クラブメーカーは反発係数が 0.810(CT値 211)~0.825(CT値 237)ぐらいの間に
なるように設定されています。
なぜなら、製造の段階でヘッドの反発係数にもばらつきが出る為、0.820~0.823を目指して生産すると、
0.831~0.835(ルール不適合)などの製品ができてしまう為です。
クラブメーカーは量産しないといけませんので、1個1個反発係数のテストをする事を考えると、
大事をとって反発係数をルール内で余裕を持たせて設定しているのです。
ツアープロの使うヘッドと市販のヘッドはそもそも作る過程から違うのです!!
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(例)メーカードライバーの反発係数
●B社 反発係数 0.8231(CT値 241)
●Y社 反発係数 0.8157(CT値 224)
●D社 反発係数 0.8222(CT値 239)
●D社 反発係数 0.8200(CT値 234)
●K社 反発係数 0.8266(CT値 249)
●T社 反発係数 0.8257(CT値 247)
●T社 反発係数 0.8152(CT値 223)
●Y社 反発係数 0.8205(CT値 235)
●E社 反発係数 0.8209(CT値 236)

【加工後の補償について】
ルール適合内でのご注文で、通常使用で万が一フェース面が割れた場合でも、補償は致しません。

補償の対象外となる場合(例)
・ルール適合を超えての加工をした場合(CT値258以上のご注文)
・他人に譲渡し割れた場合(ヘッドスピードの速い方がご使用など・・・)
・通常使用をされなかった場合

注意!!
ヘッドスピードの速い方(50m/s~)はルール適合内であっても、
割れやすい可能性があるためおすすめできません。
万が一割れましても、ルール適合内加工であっても補償の対象外となります。

ルール適合境界線
ルール適合
反発係数 0.8301(CT値 257)
ルール不適合
反発係数 0.8305(CT値 258)

詳しくはTELでもご案内させていただきます。TEL 06-7508-2737